01477/01477 xxxxxxxx 森末 吉彦 【パート】ソプラノコルネット ( 1) 99/03/26 01:06 01075へのコメント こんにちは。 就職したら忙しくて書けなくなるかもしれないので、それまでにとりあえずソプ ラノコルネットを書いてしまいます。 ソプラノコルネットはブラスバンドの最高音を担当し、Eb管を使用するため音 色が明るく軽やかで、Bbコルネットに比べ、気高いというか神聖な音色がしま す。 音域は第2倍音のBbあたりから第9倍音のF、第10倍音のGあたりまで頑張 れば出るようですが、奏者に多大な負担がかかるので実用音域としては第2倍音 のBbから第8倍音Ebまででしょう。可能なら第8倍音のCぐらいまででおさ まっていた方がいいかもしれません。 最高音を担当するため、ソプラノコルネット奏者は吹くだけで常に目立ちます。 また、高音域を吹くことが必然的に増えるので、ばてやすいかもしれません。ば てなくてもかなり頭に血が上るようです。 そのため、曲を書く際にはソプラノコルネットは必要最低限に、休み3演奏2 ぐらいの比率の楽譜になっていた方がいいかもしれません。 ソプラノコルネットが目立ちすぎると、少々うるさく感じます。吹奏楽でピッコ ロに嫌悪感を抱く瞬間と同じような感覚です。聞こえなければならないパートで すが、聞こえすぎると演奏の印象を悪くするので、奏者はこの辺の感覚をきっち り磨く必要があります。 また、吹くだけで目立つことからミスをしたらすぐにばれるというかわいそうな パートでもあります。ですから、奏者の心理的に負担になるような強烈な譜面を 単独で吹かせるのはあまりいい効果を上げられない可能性があります。 #奏者はどのような譜面を与えられても吹けるように練習するのは当然ですが。 ソプラノコルネットの音がBbコルネットの音より高い音を演奏していて、程良 いバランスで、きれいに演奏されれば、ブラスバンドの音色はかなり明るく華や かな感じがします。少々下の音域の楽器が下手でも、バンド自体は上手な印象が 残るという(大げさですが)それぐらいのパワーがあります。 そのため、ソプラノコルネットにすえる奏者は大胆でありながら繊細な神経を持 ち、確実な演奏ができるような人が向いているでしょう。本番に強いタイプであ ることも必要かもしれません。 --- これで一応全パートに対して一言書きましたが、リピアノコルネットに対するコ メントが納得いっていないので、機会があれば補足で書き直します。 ここで書き残したノウハウを再構成して、最終的に私の個人のホームページで広 く公開して、適宜修正を加えつつ、これからブラスバンドをやろうと考えている 人に少しでも役に立つようにしていけたらなと考えています。 もし、付け足しておいた方がいいこととかありましたら、ぜひご指摘いただけま すようよろしくお願いいたします。 ★BRASS BAND☆SAKAI Chairman & Tenorhorn Player★Team OS/2 Japan★ ★ 森末 吉彦(xxxxxxxx@nifty.ne.jp) From Sakai, Osaka ★