01038/01039 xxxxxxxx 森末 吉彦 RE:休みという演奏 ( 1) 98/09/25 19:18 01034へのコメント 平出さん、こんにちは。 「休みという演奏」の件ですが、私も以前から同じことを考えていたので、同じ 考え方の人を見つけられてうれしいです。とくに、 >> それに音楽的な側面からも休みは、無音の必要性を作曲家( 編曲家 )が感 >>じたからこそ設定されていると考えられますのでそのように指導しています。 >>細かく言えば休符の書かれ方にも注意を払う必要を感じることもあります。 これなんか、完全に同じ考えなので心強いです。 今年の夏の吹奏楽コンクールの練習で、母校の付属中学校の吹奏楽部の子供たち に「休みは休むな! 音が無いことを演奏しろ!」と何回も言ってました。 休符の演奏というのは金管バンドに限らず吹奏楽でも重要だと思います。もっと 一般的に言えば視覚的動きが少ない編成において重要だと思っています。 たとえば2~3音ですごく緊張感の高い音楽をする必要のある場面というのは よく出てきますよね。ニューエルサレムの冒頭とか、ドラゴンの年の冒頭とか、 山の歌の前半や最後など。その時に音を出しているプレイヤーや指揮者はすごい 集中力ですごい緊張感を持って演奏するでしょうが、その他のプレイヤーが本当 に休んでほへ~~としていたら、客席ではその場面での緊張感が伝わってくるか、 演奏者と一体となれるかというと、私はそうはならないと思っています。 演奏者が一体になっていないのに、観客も含めた一体となれる素晴らしい演奏 ができるはずがない。そう思うのです。 この例は長い休符の場合でしたが、短い休符においても本当に休むと今までの 音楽の流れから脱落してしまうので、結果として縦の線がずれるのであって、休 符はあくまでも無音を演奏するように意識して音楽の流れに常に乗りつづけるこ とが重要だと考えています。 でも、演奏する側に行くとなかなか大変なんですけれどね。これを実践するのは。 私も演奏側に立ったときは気が抜けていることが多々あります。(^_^;; ★BRASS BAND☆SAKAI Chairman & Euphonium Player★Team OS/2 Japan★ ★ 森末 吉彦(xxxxxxxx@nifty.ne.jp) From Sakai, Osaka ★