不思議な夢


あなたはやり残したこと、ありませんか?

先日見た夢の中で私はとても考えさせられました。

その先日見た夢というのは、私が死んだ夢です。死んだといっても私自身はちゃんと出てきますし、回りの人とも会話するので、けったいな状態ではあるのですが、あらすじは次のとおりです。

ある日私は目覚めると死んでいました。というよりは死んだことになっていました。家族は私を見て泣くのですが、私は「そうか、死んでしまったのか。」と妙に冷静で、とりあえずこの世のお別れにお世話になった先生や友達にあいさつしてこようということで、むくっと起き上がるとフラフラと町の中をさまよいはじめました。

どういう訳だか最初に到達したのは私の卒業した高校でした。高校は教育実習やクラブの関係で今でも出入りしているので知り合いはたくさんいるのですが、どういう訳だか同級生の堀江が制服を着ていて「よう、森末、元気そうやな」と声をかけて来ました。あまりにも元気ににこにこと声をかけて来るので、堀江にはお別れを言いだせずに単なる雑談をしていましたが、気が付くとなぜだか、堀江に背負われて運ばれていました。

そうこうしていると向こうから担任だった明石先生が歩いてきて「おお、森末、今回は大変なことになってしもうたみたいやな。いろいろあるとは思うけれど頑張れよ。」といってすっと立ち去っていきました。熱心なキリスト教徒である明石先生が数珠をもって歩いていたのにはちょっとびびりました。

そうこうしているうちに家に帰ってきて、家族が相談してきました。「お葬式ってどないしたらいい? なんか希望ある?」 こんなことを聞かれてもなんか妙に私は冷静で「いや、べつに。適当にチャッチャとやっちゃって。面倒やったらせんでもいいで。」と返事していました。

そうか、私はもう死ぬんだなあと妙に感慨深く考えていたところで目が覚めたのですが、ふと思ったのです。いつか突然死んでしまうかもしれないのに、妙にすることがなさそうだったなあと。

落ち着いて考えると私はやり残したことというか、このままでは気になって死んでも死にきれないことがあります。まずバンドのこと、私を慕ってくれる後輩たちのこと、私がひそかに思いを寄せていたたくさんの女の子(*^-^*)のこと、通信で知り合った多くの友達のこと、学校の友達のこと、、、、数え上げていけばきりがないぐらいにどんどん出てきます。

この世の中は交通事故などでいつ死んでしまうかわからない、そういう世の中である事は事実なので、私もいつ死んでも悔いの残らないように、毎日を必死に、大事に生きていかなければいけないなと本当に思いました。

あなたは明日死んでも悔いが残らない、そういう生き方をしていますか?


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